徒然草 現代語訳 吉田兼好

徒然草を現代語訳したり考えたりしてみる

吉田兼好の徒然草を現代の言葉で書いたり、読んで思ったことを書いています。誤訳や解釈の間違いがありましたらぜひご指摘ください。(序段---冒頭文から順番に書いています。検索窓に、第〇〇段、またはキーワードを入力していただけばブログ内検索していただけると思います)

2017-12-09から1日間の記事一覧

第百五十一段 五十歳になるまで上手くならない芸は

ある人の言うことには、五十歳になるまで上手くならない芸は、捨てるべきだよ、ってたしかに、がんばって練習しても見込みは無いっスからね老人の事なんで、人もよう笑わんのよ多くの人と交わるのも、情けなくて見苦しいですねだいたいにして、全部仕事はや…

第百五十段 芸を身につけようとする人が

芸を身につけようとする人が「上手くないうちは、うかつに人に知られないようにしよう。内々でよく練習して上手くなってから人前で披露したら、すごく素敵だろうから」と、よく言うようだけど、こんな風に言う人は、一芸も習得できないよまだ全然できてない…

第百四十九段 鹿茸を鼻にあてて嗅いではいけない

鹿茸(ろくじょう)を鼻にあてて嗅いではいけない小さい虫がいて、鼻から入って脳を食べるかもって言われてる ----------訳者の戯言--------- 脳を食べるかどうかは別として、虫はいるかもしれない。 鹿茸は、生え変わったばかりの(雄の)鹿の角のことだそ…

第百四十八段 四十過ぎの人が、身体に灸をすえる時

四十過ぎの人が、身体に灸をすえる時、三里を焼かないと、のぼせることがある必ずそこに灸をすえるべきだよ ----------訳者の戯言--------- 個人的には、へーそうなの。としか言いようがない。お灸なんてしないし。 けど、現代も鍼灸というものがあるんです…

第百四十七段 お灸の痕が

お灸の痕が体中のいろんなところにあったら、神事に穢れがあるってことは、最近の人が言いだしたんだ格式(昔からの決まりごと)なんかには見られないってことだよ ----------訳者の戯言--------- たまに、こういうどうでもいいの、ぶっこんできます。 【原…

第百四十六段 人相占い師

明雲座主が、人相占い師に会われて「私はもしかしたら武器で災難に合う可能性あります?」とお尋ねになったところ、その占い師が「まさにその相がございます」と言ったんだ「どんな相だ?」とお尋ねになったら「傷つけらるような可能性がない立場の方なのに…