徒然草 現代語訳 吉田兼好

徒然草を現代語訳したり考えたりしてみる

吉田兼好の徒然草を現代の言葉で書いたり、読んで思ったことを書いています。誤訳や解釈の間違いがありましたらぜひご指摘ください。(序段---冒頭文から順番に書いています。検索窓に、第〇〇段、またはキーワードを入力していただけばブログ内検索していただけると思います)

第七十六段 聖なる法師が混じって

世間の評価が高く華やかな暮らしをしている人のところに、慶弔時、多くの人が訪れてる中で、聖なる法師が混じって取次を頼んでたたずんでいるのは、そんなことしなくてもいいのにと思います
しかるべき理由があったとしても、僧侶というのは俗世間の人からは距離を置いてほしいんだよね


----------訳者の戯言---------

お坊さんはそこまでせんとあかんのか。
兼好法師、厳しいな。


【原文】

世の覚え花やかなるあたりに、嘆きも喜びもありて、人多く往きとぶらふ中に、聖法師の交りて、いひ入れ佇みたるこそ、さらずともと見ゆれ。

さるべきゆゑありとも、法師は人にうとくてありなん。

 

検:第76段 第76段 世の覚え華やかなるあたりに 世の覚え花やかなるあたりに