徒然草 現代語訳 吉田兼好

徒然草を現代語訳したり考えたりしてみる

吉田兼好の徒然草を現代の言葉で書いたり、読んで思ったことを書いています。誤訳や解釈の間違いがありましたらぜひご指摘ください。(序段---冒頭文から順番に書いています。検索窓に、第〇〇段、またはキーワードを入力していただけばブログ内検索していただけると思います)

第六十五段 最近の冠は

最近の冠は、昔よりはるかに高くなっています
古代の冠桶を持ってる人は、縁を継ぎ足して、今は使ってるんですから


----------訳者の戯言----------

ここで言ってる「高い」というのは値段ではなく、そのものの高さのこと。
兼好法師、相変わらず昔のもの大好き。最新トレンドとかいらん派です。

しかし、こういう段って絶対、教科書には載らないですよね。


【原文】

このごろの冠は、昔よりは遙かに高くなりたるなり。古代の冠桶を持ちたる人は、端をつぎて今は用ゐるなり。

 

検:第65段 第65段 この比の冠は