徒然草 現代語訳 吉田兼好

徒然草を現代語訳したり考えたりしてみる

吉田兼好の徒然草を現代の言葉で書いたり、読んで思ったことを書いています。誤訳や解釈の間違いがありましたらぜひご指摘ください。(序段---冒頭文から順番に書いています。検索窓に、第〇〇段、またはキーワードを入力していただけばブログ内検索していただけると思います)

第三十五段 字の下手な人が

字の下手な人が気にもしないで手紙をいっぱい書きまくるのはいいね
見苦しいからと言って、人に書かせるのはいやらしいよね


----------訳者の戯言----------

字の上手下手で人を判断しない、むしろ、下手なのを隠そうとしたり、取り繕おうとしたりするのを嫌ったわけね。

字が下手な人は天才型、字の上手な人は秀才型。トップクラスにいる人は概ね字が下手なのだ、と林先生も言ってるぞ。


【原文】

手の惡き人の、憚らず文かきちらすはよし。見苦しとて人に書かするはうるさし。

 

検:第35段 第35段 手のわろき人の