徒然草 現代語訳 吉田兼好

徒然草を現代語訳したり考えたりしてみる

吉田兼好の徒然草を現代の言葉で書いたり、読んで思ったことを書いています。誤訳や解釈の間違いがありましたらぜひご指摘ください。(序段---冒頭文から順番に書いています。検索窓に、第〇〇段、またはキーワードを入力していただけばブログ内検索していただけると思います)

2018-01-20から1日間の記事一覧

第二百三十五段 主人のいる家には

主人のいる家には、用の無い人が思うままに入って来ることは無いんだよ主のいないところには、道行く人が無闇に入り込むし、狐やフクロウのようなものも人の気配に妨げられなくて、得意顔で入って棲みつき、木霊(木の精)などという異様な姿をしたものも、…

第二百三十四段 人が何か質問してきた時に

人が何か質問してきた時に、「まさか知らないはずないし、そのまんま言うのはアホらしい」とでも思うんだろうか、心を惑わすように返事するのは、良くないことだよねちょっとは知っていることでも、もっとハッキリと知りたい!と思って質問するのかもしれな…

第二百三十三段 全てにおいて間違いがないようにと思うんなら

全てにおいて間違いがないようにと思うんなら、何ごとにも真心を持って、人を差別せず、礼儀正しく、口数は少ないのに越したことはないよ男も女も、老人も若者も、そういう人はみんないいもんだけど、特に若くて見た目もかっこよくて、きちんとしてて礼儀正…

第二百三十二段 あらゆる人は、学が無く、芸も無くてしかるべき

あらゆる人は、学が無く、芸も無くてしかるべきものなんですある人の子どもで、容姿なんかは悪くないんですけど、父の前で人とディスカッションしたときに、中国の歴史書の言葉を引用してたのは、賢いとは思えたけれども、上位の人の前ではそんなことしなく…

第二百三十一段 趣向を凝らして面白さがあるより、面白くなくてもストレートなのが

園の別当入道(藤原基氏)は、比べるものもないくらい優れた料理人なのだある人のところで、立派な鯉を出したんで、みんな、別当入道の包丁さばきを見ないとなーと思ったんだけど、簡単に言い出すのもどうなん?ってためらってたら、別当入道もわかってる人…