徒然草 現代語訳 吉田兼好

徒然草を現代語訳したり考えたりしてみる

吉田兼好の徒然草を現代の言葉で書いたり、読んで思ったことを書いています。誤訳や解釈の間違いがありましたらぜひご指摘ください。(序段---冒頭文から順番に書いています。検索窓に、第〇〇段、またはキーワードを入力していただけばブログ内検索していただけると思います)

2018-01-16から1日間の記事一覧

第二百二十五段 白拍子のルーツ

多久資(おおのひさすけ)が申したことには、「通憲入道が、舞の手の中で趣のあるものを選んで、磯の禅師という女に教えて舞わせたんだ。白い水干に、鞘巻(鞘の無い短刀)を差させ、烏帽子をかぶらせて男のような恰好で舞わせたので、男舞と言ったんだよ。…

第二百二十四段 陰陽師有宗入道が鎌倉から京に上ってきて

陰陽師有宗入道が鎌倉から京に上ってきて、私の家を尋ねてやってきたんだけど、家に入ってまず、「この庭が無駄に広いのは呆れるほどで、これ、あってはならん事ですよ。道理をわきまえてる者なら、植物を植えることに努めるもんです。細い道を一本だけ残し…

第二百二十三段 鶴(たづ)の大臣殿は、幼名が「たづ君」

鶴(たづ)の大臣殿は、幼名が「たづ君」なのだよ「鶴をお飼いになってたから」っていうのはガセなのです ----------訳者の戯言--------- 兼好、急にどしたん?という段。思いついたのか? 意味不明なり。 鶴の大臣殿というのは九条基家という人らしいです。…

第二百二十二段 竹谷乗願房が東二条院の元に参られた時

竹谷乗願房が東二条院の元に参られた時、東二条院が、「亡くなった人の供養には、何をしたらメリットが多いんでしょうかね」とお尋ねになられたところ、竹谷乗願房が「光明真言(こうみょうしんごん)、宝篋院陀羅尼(ほうきょういんだらに)」と申されたの…