徒然草 現代語訳 吉田兼好

徒然草を現代語訳したり考えたりしてみる

吉田兼好の徒然草を現代の言葉で書いたり、読んで思ったことを書いています。誤訳や解釈の間違いがありましたらぜひご指摘ください。(序段---冒頭文から順番に書いています。検索窓に、第〇〇段、またはキーワードを入力していただけばブログ内検索していただけると思います)

2018-01-15から1日間の記事一覧

第二百二十一段 建治、弘安の頃は

「建治、弘安の頃は、葵祭の日の放免(検非違使庁のスタッフ)が身に着ける飾りとして、エキセントリックな紺の布、四五反で馬を作って、尻尾とたてがみには灯心(いぐさで作った火を灯す用具)を使い、蜘蛛の巣を描いた水干(カンタンな服)につけて、『歌…

第二百二十段 鐘の音は、黄鐘調であるべき

「何ごとにおいても田舎は、賤しくて、粗野なんだけど、四天王寺の舞楽だけは都のと比べても恥ずかしくないですよねー」って言ったら、四天王寺の雅楽の演奏家が申しましたのは、「うちの寺の楽は、ピッチ(基準音)をしっかり正確に示すことによって楽器の…