徒然草 現代語訳 吉田兼好

徒然草を現代語訳したり考えたりしてみる

吉田兼好の徒然草を現代の言葉で書いたり、読んで思ったことを書いています。誤訳や解釈の間違いがありましたらぜひご指摘ください。(序段---冒頭文から順番に書いています。検索窓に、第〇〇段、またはキーワードを入力していただけばブログ内検索していただけると思います)

2018-01-06から1日間の記事一覧

第二百八段 経文などの紐を結ぶ時

経文などの紐を結ぶ時、上と下からたすき掛けにして、二筋の紐の中から、紐の先を横向きに引きだすのは、普通のことであるでも、そのようにしたのを、華厳院弘舜僧正は解いてやり直させたんだ「これは最近のやり方だ。とてもみっともない。美しいのは、ただ…

第二百七段 亀山殿をお建てになるっていうことで

後嵯峨院が亀山殿をお建てになるっていうことで、地ならしをしてた時、無数の大きな蛇が密集してる塚があったんだこの地の神である、と言って、事の次第を申し上げた所、「どうしたものか」と院からご質問があったので、「古くからこの地を占めている物なの…

第二百六段 牛が牛車からはずれて

今は亡き徳大寺の大臣殿(徳大寺公孝)が、検非違使庁の長官だった時、中門の渡り廊下で庁のミーティングが行われてたんだけど、下級役人の(中原)章兼の牛が牛車からはずれて、庁舎の中に入って、長官がお座りになる大理の座の浜床の上に登って、食べ物を…