徒然草 現代語訳 吉田兼好

徒然草を現代語訳したり考えたりしてみる

吉田兼好の徒然草を現代の言葉で書いたり、読んで思ったことを書いています。誤訳や解釈の間違いがありましたらぜひご指摘ください。(序段---冒頭文から順番に書いています。検索窓に、第〇〇段、またはキーワードを入力していただけばブログ内検索していただけると思います)

2017-12-29から1日間の記事一覧

第百八十八段③ 一つのことを必ず成就させようと思うんだったら

一つのことを必ず成就させようと思うんだったら、他のことがうまくいかなくてもがっかりしちゃいけません人にバカにされても恥じてはいけませんあらゆることと引き換えにしないと、一つの大事が成就するはずがないんです人が大勢いる中で、ある人が「ますほ…

第百八十八段② たとえば、碁を打つ人が

たとえば、碁を打つ人が、一手も無駄にせず、相手よりも先回りして、小さい利益は無視して大事な石を取るようなものなんですそれに関して言うと、3つの石を捨てて、10個の石を取ることは簡単でも、10個を捨てて、11個取るのは難しいんですねたった1個でも有…

第百八十八段① ある者が、子どもを僧侶にして

ある者が、子どもを僧侶にして「学問して因果の道理を理解して、説教などをして生活の糧にもしなさい」と言ったので、教えのままに、説教師になるために、まず馬に乗ることを習ったんです輿や牛車を持たない身で、導師(仏事を取り仕切る僧侶)として招かれ…