徒然草 現代語訳 吉田兼好

徒然草を現代語訳したり考えたりしてみる

吉田兼好の徒然草を現代の言葉で書いたり、読んで思ったことを書いています。誤訳や解釈の間違いがありましたらぜひご指摘ください。(序段---冒頭文から順番に書いています。検索窓に、第〇〇段、またはキーワードを入力していただけばブログ内検索していただけると思います)

2017-12-08から1日間の記事一覧

第百四十五段 落馬する相がある人

御随身の秦重躬が、北面の武士の下野入道信願に「あなた、落馬する相がある人ですよ。よくよく気をつけておきなさいな」って言ったのを、そんなに信じてはなかったんだけど、実際、信願は馬から落ちて死んだのその道に精通した人の一言は、神のようだと人々…

第百四十四段 栂尾の(明恵)上人が

栂尾の(明恵)上人が、道を通り過ぎられたんだけど、川で馬を洗っている男が、「足足」と言ったんで、上人は立ち止まって、「ああ尊い! 前世の善行が現世で身を結んでる、立派な人だよ。阿字阿字と唱えるとはね! どんな人の御馬だろうか。すごく尊く思わ…