徒然草 現代語訳 吉田兼好

徒然草を現代語訳したり考えたりしてみる

吉田兼好の徒然草を現代の言葉で書いたり、読んで思ったことを書いています。誤訳や解釈の間違いがありましたらぜひご指摘ください。(序段---冒頭文から順番に書いています。検索窓に、第〇〇段、またはキーワードを入力していただけばブログ内検索していただけると思います)

2017-12-07から1日間の記事一覧

第百四十三段 人のご臨終の様子がすばらしかったこと

人のご臨終の様子がすばらしかったことなんかを、誰かがしゃべるのを聞いてて、ただ「静かで混乱も無かったよ」って言うんだったら、心苦しいってこともないんやけど、愚かな人ってのは、ミステリアスな、いつもと違ってた様子だったかのように誇張し直して…

第百四十二段 思慮が足りないように見える者も

思慮が足りないように見える者も、いい一言を言うことはあるもんだよねある荒々しい田舎出の恐ろしげな者が、そばにいる人に向かって、「子どもはいますか?」と質問したんで「一人もいません」と答えたんだけど、「だったら、人の心の機微や情緒はおわかり…