徒然草 現代語訳 吉田兼好

徒然草を現代語訳したり考えたりしてみる

吉田兼好の徒然草を現代の言葉で書いたり、読んで思ったことを書いています。誤訳や解釈の間違いがありましたらぜひご指摘ください。(序段---冒頭文から順番に書いています。検索窓に、第〇〇段、またはキーワードを入力していただけばブログ内検索していただけると思います)

2017-11-28から1日間の記事一覧

第百二十七段 あらためても効果がないことは

あらためても効果がないことは、あらためないのがいいということです ----------訳者の戯言--------- シンプル。 【原文】 改めて益なきことは、改めぬをよしとするなり。 検:第127段 第127段 改めて益なきことは あらためて益なき事は 改めて益なき事は

第百二十六段 博打の負けがこんで

「博打の負けがこんで、有り金全部つぎ込もうとする人相手に、博打を打ってはいけない。流れが元に戻って、連勝できるチャンスが相手の側に行ったと知るべきなのね。その頃合いがわかる人を、よい博打打ちと言うんだよ」と、ある人が言ったよ ----------訳者…

第百二十五段 人に先立たれて、四十九日の仏事に

人に先立たれて、四十九日の仏事に、ある僧をお招きした時、説法がすばらしくて、みんな涙を流したのね僧侶が帰った後、聞いてた人たちが、「いつにも増して、特に今日は尊いお話に思えました」と感心し合ってたのに答えて、ある人が言うには「何ちゅうても…

第百二十四段 是法法師

是法法師は、浄土宗の中で恥ずかしくない、立派な人だけど、学がある風にふるまわず、ただ明けても暮れても念仏して、やすらかに世を過ごす様子で、とてもそうありたいと思う存在なのです ----------訳者の戯言--------- そうですかとしか言いようがない。立…

第百二十三段 四つの事を

役に立たないことをして時を過ごす人を、愚かな人とも、理屈にあわない事をする人とも言うべきだよね国のため、君主のために、絶対にやるべき事は多いよだからそれ以外のプライベートの時間は、どれほども無いんです 考えてもみなよ、人間としてどうしても必…

第百二十二段 人の才能は

人の才能は、書物をよく読んでて、聖人の教えを理解してることを第一とします 次には字を書くこと、専門にまでする必要はないけど、これを習うべきだすね学問をする時に都合いいから その次に医術を学ぶべきだわね自身の健康のためにも、人を助けたり、忠義…

第百二十一段 養い飼うものとしては、馬と牛

養い飼うものとしては、馬と牛だよねつないで苦しめるのは痛ましくて嫌だけど、無くてはならないものなので、仕方ないです犬は家を守り防ぐ任務が、人より勝ってるから、必ず飼うべきですよけど、どの家にでもいるから、わざわざ飼わなくてもいいでしょうね …