徒然草 現代語訳 吉田兼好

徒然草を現代語訳したり考えたりしてみる

吉田兼好の徒然草を現代の言葉で書いたり、読んで思ったことを書いています。誤訳や解釈の間違いがありましたらぜひご指摘ください。(序段---冒頭文から順番に書いています。検索窓に、第〇〇段、またはキーワードを入力していただけばブログ内検索していただけると思います)

2017-11-20から1日間の記事一覧

第九十八段 一言芳談

尊い聖人が言い残した事を書き付けて「一言芳談」とか名付けた本を読んだ時に共感して思ったこと等々 一、やろうか、やめとこかと思うことは、たいていは、しないのがよいのである 一、来世で往生しようと願う者は、ぬか漬けを入れる瓶一つも持ってはならな…

第九十七段 その物に取りついて

その物に取りついて、その物を弱らせ損なう物は数知れずあるよね体には虱がつくし家には鼠国には犯罪者がいて愚かな人に財産人格者にとっては義理でありそして僧侶には仏法がそれですね ----------訳者の戯言--------- ま、あり過ぎるとダメなものとか、それ…

第九十六段 めなもみという草

めなもみという草があります蝮(くちばみ=まむし)に噛まれた人が、この草を揉んで付けると、すぐに治るらしい実物を見て知っておくべきだね! ----------訳者の戯言--------- 豆知識。でもいざと言うときのために、実際に見ておいたほうがいいです、と。 【…

第九十五段 箱の穴に紐をつける時

箱の穴に紐をつける時、どっち側に付けたらいいでしょうか」と、ある有職故実に通じた人にお尋ねしたら、「軸(左)に付けるのと、表紙(右)に付けるという説、両方の説があるので、どっちでも問題なし。文を入れる箱は、多くは右に付けるのよ。手箱には左…