徒然草 現代語訳 吉田兼好

徒然草を現代語訳したり考えたりしてみる

吉田兼好の徒然草を現代の言葉で書いたり、読んで思ったことを書いています。誤訳や解釈の間違いがありましたらぜひご指摘ください。(序段---冒頭文から順番に書いています。検索窓に、第〇〇段、またはキーワードを入力していただけばブログ内検索していただけると思います)

2017-10-17から1日間の記事一覧

第十二段 真の心の友人とは

同じ感性の人としんみりと語り合って、興味のあることとか、世の無常なんかについて、本心を隠さず話して心が癒されるのは、すごくうれしいことなんだけど、そんな人はなかなかいない相手の本意と違うことを言ったりしないように気を遣って適当に同意するだ…

第十一段 ちょっと興ざめ

陰暦十月神無月の頃、ま、秋の終わりごろですね、栗栖野という所の向こうにある山里に行くことがあって、長々と続いてる苔の細道を踏み分けて入っていったら、寂しい感じで暮らしている庵を見つけたのよ 木の葉に埋もれてる樋(とい)のしずくのほかには、少…