徒然草 現代語訳 吉田兼好

徒然草を現代語訳したり考えたりしてみる

吉田兼好の徒然草を現代の言葉で書いたり、読んで思ったことを書いています。誤訳や解釈の間違いがありましたらぜひご指摘ください。(序段---冒頭文から順番に書いています。検索窓に、第〇〇段、またはキーワードを入力していただけばブログ内検索していただけると思います)

2017-10-13から1日間の記事一覧

第六段 子どもはいなくていい

上流階級の人も、ましてや数にも入らんような身分の低い人には、子どもはいなくていいでしょうね 前中書王も九条太政大臣も花園左大臣もみんな、むしろ子孫が絶えて一族が滅んでしまうことを願っておられるくらいなんですから染殿大臣だって「子孫はいないほ…

第五段 何かを期待したりせずひっそりと

不幸で、憂鬱になって、落ち込んだ人が、軽々しく出家しようなんて思ったんじゃなくているのかいないのかわからない感じで、何かを期待したりせずひっそり日々暮らしている、そういうののほうが理想的なのよ あの顕基中納言が「流刑地での美しい月、できれば…

第四段 仏の道をおろそかにしない

来世のことをいつも考えていて、仏の道をおろそかにしないそういうのって、素敵だよね ----------訳者の戯言---------- 仏教サイコー!!仏の教えをいつも守っている人は素敵ですよねーとなかなかの仏教大礼賛です。吉田兼好の思想のベースはやはり仏教であ…

第三段 恋愛しないような男はつまらない

たとえなんでもできたとしても、恋愛に積極的じゃない男は、全然つまらなくて、例えて言えばキラキラしたグラスの底が抜けているような気がするんですよね 雨や霜でぐしょぐしょになって、家に行ける彼女も決まらなくて、さまよい歩いて親に叱られたり、世間…

第二段 粗末なものでいいのよ

昔の偉い政治家が治めてたすごく良かった時代の政治を見習うようなこともせず、今、庶民の気持ちが落ち込んでたりとか、国がダメになってるのを知らずいろいろ贅沢に派手な暮らしをして、それでいいと思って偉そうにしてる奴って、まあほんと考えなしに見え…