徒然草 現代語訳 吉田兼好

徒然草を現代語訳したり考えたりしてみる

吉田兼好の徒然草を現代の言葉で書いたり、読んで思ったことを書いています。誤訳や解釈の間違いがありましたらぜひご指摘ください。(序段---冒頭文から順番に書いています。検索窓に、第〇〇段、またはキーワードを入力していただけばブログ内検索していただけると思います)

第百六十一段 桜の花の盛りは

桜の花の盛りは、冬至から150日とも、春分の後、7日とも言うけど、立春から75日で、だいたい間違いはないのだ!


----------訳者の戯言---------

冬至12月21日だとすると150日後では5月だから遅すぎます。
春分が3月21日で7日後だと3月下旬。
まあまあ合ってはいるけど、それでもちょっと早め。
立春が2月4日とすると4月20日頃。遅すぎだろう。

京都も今とは気候が違ってたのかもしれないけど、それにしても各説がずれまくり。

春分の15日後(±7)でいいだろ。

立春というと、旧暦の1月1日と誤解されていることもあるけど、それは間違いです。
冬至春分立春夏至等々は太陽の位置に基いてるから、今の太陽暦と同じ日になりますね。


【原文】

花の盛りは、冬至より百五十日とも、時正の後、七日ともいへど、立春より七十五日、おほやう違はず。


検:第161段 第161段 花のさかりは