徒然草 現代語訳 吉田兼好

徒然草を現代語訳したり考えたりしてみる

吉田兼好の徒然草を現代の言葉で書いたり、読んで思ったことを書いています。誤訳や解釈の間違いがありましたらぜひご指摘ください。(序段---冒頭文から順番に書いています。検索窓に、第〇〇段、またはキーワードを入力していただけばブログ内検索していただけると思います)

第百二十六段 博打の負けがこんで

「博打の負けがこんで、有り金全部つぎ込もうとする人相手に、博打を打ってはいけない。流れが元に戻って、連勝できるチャンスが相手の側に行ったと知るべきなのね。その頃合いがわかる人を、よい博打打ちと言うんだよ」と、ある人が言ったよ


----------訳者の戯言---------

カイジ相手に、勝負しちゃった利根川を反面教師に。

本人がやってたかどうかわかりませんが、ギャンブルの話も何度も出てきますね。
好きだったのか、それとも単に興味のあるジャンルだったのでしょうか。

たしかにギャンブルって人の心理を読み解くには面白い素材ですよね。


【原文】

「博奕の負け極まりて、殘りなくうち入れむとせむに逢ひては、打つべからず。立ち歸り、続けて勝つべき時の至れると知るべし。その時を知るを、よき博奕といふなり」と、あるもの申しき。


検:第126段 第126段 ばくちの負けきはまりて 博奕の負け極まりて ばくちの負極まりて