第四十六段 強盗法印と呼ばれた僧
柳原のあたりに強盗法印と呼ばれた僧がいました
たびたび強盗にあったので、このニックネームがついたということです
----------訳者の戯言----------
強盗法印というのは「ごうどうのほういん」と読むのだそうです。もしくは「ごうどうほういん」。
しかしどんだけ運が悪いのか、それともセキュリティに問題があるのか。
字だけ見ると一見、怖そうなお坊さんと思うけど、よく聞くと逆にトホホな感じ。本人は、このあだ名、どう思ってたかにも興味あるー。
【原文】
柳原の邊に、強盜法印と号する僧ありけり。度々強盜にあひたる故に、この名をつけにけるとぞ。
検:第46段 第46段 柳原の辺に、強盗法印と号する僧ありけり 柳原の辺に、強盗法印と号する僧ありけり