徒然草 現代語訳 吉田兼好

徒然草を現代語訳したり考えたりしてみる

吉田兼好の徒然草を現代の言葉で書いたり、読んで思ったことを書いています。誤訳や解釈の間違いがありましたらぜひご指摘ください。(序段---冒頭文から順番に書いています。検索窓に、第〇〇段、またはキーワードを入力していただけばブログ内検索していただけると思います)

第三十七段 朝夕隔てなく

朝夕隔てなく、つまり普段からいつも、仲良くしていた人が、何かの時に、私に遠慮してあらたまった感じに見えるのは「今さらそんな他人行儀なー」なんて言う人もいるだろうけど、やっぱり誠実な感じがして、いい人だなあと思えます

逆に、疎遠になっていた人が打ち解けたことなんか言ってきたら、それもまたいいものだなーと思うんですよね


【原文】

朝夕へだてなく馴れたる人の、ともある時に、我に心をおき、ひきつくろへる樣に見ゆるこそ、今更かくやはなどいふ人もありぬべけれど、猶げにげにしく、よき人かなとぞ覺ゆる。

疎き人の、うちとけたる事などいひたる、また、よしと思ひつきぬべし。

 

検:第37段 第37段 朝夕隔てなく馴れたる人の