徒然草 現代語訳 吉田兼好

徒然草を現代語訳したり考えたりしてみる

吉田兼好の徒然草を現代の言葉で書いたり、読んで思ったことを書いています。誤訳や解釈の間違いがありましたらぜひご指摘ください。(序段---冒頭文から順番に書いています。検索窓に、第〇〇段、またはキーワードを入力していただけばブログ内検索していただけると思います)

2018-01-18から1日間の記事一覧

第二百三十段 五条の内裏には化け物がいた

五条の内裏には化け物がいたんだよ藤大納言殿が語られたことには、殿上人たちが黒戸の御所で碁を打ってたら、御簾を上げて見てる者がいたのね「誰だ!?」と見たら、狐が人間みたいにひざまづいて覗いてたんだけど「うわ、狐だ!!」って大騒ぎしたもんだか…

第二百二十九段 腕のいい工芸職人は、少し鈍い刀を使う

腕のいい工芸職人は、少し鈍い刀を使うというんだ妙観の刀はそんなには鋭くないのだよ ----------訳者の戯言--------- 今回は前段とは逆に、ホンマに?んなわけないやろ。って話。 刀は彫刻刀とかのことと思われます。 たしかにいいパソコン使ってもいい文章…

第二百二十八段 千本釈迦堂の釈迦念仏は

千本釈迦堂の釈迦念仏は、文永のころ、如輪上人が、これを始められたんです ----------訳者の戯言--------- あーそうなんやー。で?って感じ。 【原文】 千本の釋迦念佛は、文永のころ、如輪上人、これを始められけり。 検:第228段 第228段 千本の釈迦念…

第二百二十七段 「六時礼賛」は

「六時礼賛」は、法然上人の弟子の安楽という僧侶が経文を集めて作って、勤行に使ったものなんだその後、太秦善観房という僧が、節博士を定めて声明に仕立てたんだよこれ、一念の念仏の起源でね後嵯峨院が治めてた御代から始まったものなんだで、「法事讃」…