徒然草 現代語訳 吉田兼好

徒然草を現代語訳したり考えたりしてみる

吉田兼好の徒然草を現代の言葉で書いたり、読んで思ったことを書いています。誤訳や解釈の間違いがありましたらぜひご指摘ください。(序段---冒頭文から順番に書いています。検索窓に、第〇〇段、またはキーワードを入力していただけばブログ内検索していただけると思います)

2018-01-04から1日間の記事一覧

第二百五段 起請文というものは

比叡山で、伝教大師(最澄)の御霊をお招きして書く「起請」というのは、慈恵僧正が書き始められたことなのね起請文というものは、法律家は取り扱わないんだ昔、聖なる方が治めた時代には、起請文に基いて行われる政治なんか全然なかったのに、近年は、この…

第二百四段 罪人を鞭で打つ時は

罪人を鞭で打つ時は、拷問器具に寄せて縛りつけるんだよでも拷問器具の様子も、引き寄せる方法も、今は知ってる人はいないってね ----------訳者の戯言--------- そんな怖いこと知らんでよろしい。 ちなみに「犯人」は当時「ぼんにん」と読んだらしいです。 …

第二百三段 天皇の命により謹慎処分を受けた人の家に靫(ゆぎ)をかける作法

天皇の命により謹慎処分を受けた人の家に靫(ゆぎ)をかける作法は、今は全然知ってる人もいないよ天皇のご病気や、概ね世の中が不安定な時は、五条の天神に靫がかけられるんだ鞍馬の由岐の明神というのも、靫をかけられた神社だよ看督長が背負った靫を、そ…