徒然草 現代語訳 吉田兼好

徒然草を現代語訳したり考えたりしてみる

吉田兼好の徒然草を現代の言葉で書いたり、読んで思ったことを書いています。誤訳や解釈の間違いがありましたらぜひご指摘ください。(序段---冒頭文から順番に書いています。検索窓に、第〇〇段、またはキーワードを入力していただけばブログ内検索していただけると思います)

2018-01-03から1日間の記事一覧

第二百二段 十月を神無月と言って

十月を神無月と言って、神事を敬遠すべきってことは、書いてある書物が無いんです根拠となる文献もありませんただ、この十月はどの神社も祭りをしないから、この名があるんでしょうか この月、全部の神々が、伊勢の皇大神宮へ集われるという説がありますけど…

第二百一段 退凡、下乗の卒塔婆で

退凡、下乗の卒塔婆で、外側にあるのが下乗の卒塔婆、内側にあるのが退凡の卒塔婆です ----------訳者の戯言--------- 仏教に関わってる人にとっては重要かもしれませんが。ま、私にはどうでもいいです。たぶん、お坊さんにとっても、どっちでもいいと思う。…

第二百段 呉竹は葉が細くて、河竹は葉が広いよ

呉竹は葉が細くて、河竹は葉が広いよ清涼殿の前の御溝水に近いのは河竹、仁寿殿のほう寄りに植えられてるのは呉竹なんだ ----------訳者の戯言--------- それで? 【原文】 呉竹は葉ほそく、河竹は葉ひろし。御溝にちかきは河竹、仁壽殿の方に寄りて植ゑられ…

第百九十九段 横川行宣法印が申されたんだけど

横川行宣法印が申されたんだけど「中国は呂(音)の国である。律の音は無い。日本は律音だけの国であって、呂の音は無い」ということだよ ----------訳者の戯言--------- 音楽理論には疎いのでよくわからないんですが、十二平均律、つまりオクターブを半音ご…

第百九十八段 揚名の介(すけ)に限らず

揚名の介(すけ)に限らず、揚名の目(さかん)というものもある「政事要略」に書いてあるんだ ----------訳者の戯言--------- 国司というのは朝廷から地方に派遣された官職で、守(かみ)、介(すけ)、掾(じょう)、目(さかん)という四等官があって、ま…