徒然草 現代語訳 吉田兼好

徒然草を現代語訳したり考えたりしてみる

吉田兼好の徒然草を現代の言葉で書いたり、読んで思ったことを書いています。誤訳や解釈の間違いがありましたらぜひご指摘ください。(序段---冒頭文から順番に書いています。検索窓に、第〇〇段、またはキーワードを入力していただけばブログ内検索していただけると思います)

2018-01-01から1日間の記事一覧

第百九十五段 ある人が久我縄手を通ってたら

ある人が久我縄手を通ってたら、小袖に大口袴を着た人が、木造りの地蔵を田の中の水に浸して念入りに洗っておりました事情がわからず見てたんですが、狩衣を着た男性が2、3人出てきて、「ここにいらっしゃったよ!」と言って、この人を連れ去ってしまったん…

第百九十四段 達人が人を見る目は、少しも間違うことはない

達人が人を見る目は、少しも間違うことはないでしょう たとえば、誰かが世間に嘘を語って人を騙そうとした時、次のような人がいますね①素直にホントのことだと信じて、言うままに騙される人②あまりにも深く信じ込んで、さらにあれこれ嘘を自分の感じたまま盛…