徒然草 現代語訳 吉田兼好

徒然草を現代語訳したり考えたりしてみる

吉田兼好の徒然草を現代の言葉で書いたり、読んで思ったことを書いています。誤訳や解釈の間違いがありましたらぜひご指摘ください。(序段---冒頭文から順番に書いています。検索窓に、第〇〇段、またはキーワードを入力していただけばブログ内検索していただけると思います)

2017-11-27から1日間の記事一覧

第百二十段 中国の物は薬以外は

中国の物は薬以外は全部無くても問題ないだろうね書物はこの国に多く広まっているので、書き写すこともできるでしょ中国の船が、険しい航路にもかかわらず、いらない物を積んで、船いっぱいに載せて次々と渡ってくるのは、すごく愚かなことだよね 「遠くにあ…

第百十九段 鎌倉の海にいる鰹という魚は

鎌倉の海にいる鰹(かつお)という魚は、あの地方では比べもののない物として、最近もてはやされてるものですそれも、鎌倉の年寄りが申しましたのは「この魚は、私たちが若かった頃までは、身分の高い人の前に出す事はありませんでした。頭は身分の低い者も…

第百十八段 鯉のお吸い物を食べた日は

鯉のお吸い物を食べた日は、耳のところの髪の毛、鬢が乱れないらしい膠の原料にもなるものだから、粘ってるものなんだろうね 鯉だけは、天皇の御前でも切られるものなので、高貴な魚です鳥では雉が比べものがないくらいいいものですよ雉、松茸なんかは、「御…

第百十七段 友だちにするのに悪い者

友だちにするのに悪い者、ポイントは七つあります一つには、身分が高くて高貴な人二つには、若い人三つには、病気でなくて健康な人四つには、酒好きな人五つには、猛々しく勇ましい武士六つには、嘘をつく人七つには、欲深い人 良い友は三つあります一つには…