徒然草 現代語訳 吉田兼好

徒然草を現代語訳したり考えたりしてみる

吉田兼好の徒然草を現代の言葉で書いたり、読んで思ったことを書いています。誤訳や解釈の間違いがありましたらぜひご指摘ください。(序段---冒頭文から順番に書いています。検索窓に、第〇〇段、またはキーワードを入力していただけばブログ内検索していただけると思います)

2017-11-24から1日間の記事一覧

第百十一段 囲碁や双六を好んで日々過ごしてる人

「囲碁や双六を好んで日々過ごしてる人は、四重、五逆の罪よりもひどい悪事を行ってると思う」と、ある僧侶が申したことが、耳に留まって、すごく印象に残ってるんですよね ----------訳者の戯言--------- 前の段では名人をほめてたのに…全否定かよ。 四重罪…

第百十段 双六の上手という人に

双六の上手という人に、そのやり方を質問しましたら「勝とうとして打ってはならない。負けまいと打つべきです。どの手を打てば早く負けるだろうと考えて、その手を使わずに、一目でも遅く負けるような手をすべきです」と言うんです その道をよく知った教えで…

第百九段 名高い木登りという男が

名高い木登りという男が、人に指示して、高い木に登らせて梢を切らせたんだけど、すごく危なく見えるうちは別に何も言わず、下りる時、軒の高さぐらいになって「間違うな。心して下りろよ」と言葉をかけられたんで「これくらいになれば、飛び下りても無事に…