徒然草 現代語訳 吉田兼好

徒然草を現代語訳したり考えたりしてみる

吉田兼好の徒然草を現代の言葉で書いたり、読んで思ったことを書いています。誤訳や解釈の間違いがありましたらぜひご指摘ください。(序段---冒頭文から順番に書いています。検索窓に、第〇〇段、またはキーワードを入力していただけばブログ内検索していただけると思います)

2017-11-23から1日間の記事一覧

第百八段 少しの時間を惜しむ人っていない

少しの時間を惜しむ人っていないもんだよねこれは物事をよくわかってのことなのか、それとも何も考えずに愚かなだけなのか…愚かで怠け者の人のために言うと、一銭は軽くっても、これを積み重ねたら、貧しい人をお金持ちにできるんですよねだから商人が一銭を…

第百七段 女性が話しかけたときに

女性が話しかけたときに、とっさにいい感じに返せる男は、滅多にいませんってことで、亀山院の時代、お馬鹿な女性スタッフたちが、若い男子が来るたびに「もうホトトギスの鳴き声はお聴きになりました?」って質問して、どんなもんか試してたんだけど、何と…

第百六段 高野山の証空上人が京へ上った時

高野山の証空上人が京へ上った時に、細い道で馬に乗っている女にすれ違う時に、馬を引いてる男が誤って引いて、上人の馬を堀に落としてしまったんです 上人はすごく腹を立て、責めて言いました「これはひどい乱暴ですよ。仏の四種類の弟子はだな、出家した男…

第百五段 北側の日陰にまだ消えないで残った雪が

家の北側の日陰にまだ消えないで残った雪が、すごく凍ってて、さし寄せた車の轅(ながえ)にも霜がとてもきらめいて、有明の月(夜が明けても残っている月)はくっきりしてるけど、曇りがまったくないというわけではない、人も来ない御堂の廊下に、普通では…