徒然草 現代語訳 吉田兼好

徒然草を現代語訳したり考えたりしてみる

吉田兼好の徒然草を現代の言葉で書いたり、読んで思ったことを書いています。誤訳や解釈の間違いがありましたらぜひご指摘ください。(序段---冒頭文から順番に書いています。検索窓に、第〇〇段、またはキーワードを入力していただけばブログ内検索していただけると思います)

2017-11-18から1日間の記事一覧

第九十四段 勅書を馬の上に乗ったまま

常盤井相国(西園寺実氏)が公務に就いてた時、勅書を持った北面の武士が相国にお会いして、馬から下りたのを、相国が後に「北面の誰々は、勅書を持ったまま下馬した者です。こんな者がどうして君にお仕えできましょうか」と申されたので、北面をクビになり…

第九十三段 牛を売る者

「牛を売る者がいました。買う人がいて、明日その金額を払って、牛を引き取ろうと言ったんです。でも、夜の間に、牛が死んだのね。結果、買おうとするは人得をして、売ろうとする人が損しましたね」って語る人がいました これを聞いて、そばにいた人が「牛の…