徒然草 現代語訳 吉田兼好

徒然草を現代語訳したり考えたりしてみる

吉田兼好の徒然草を現代の言葉で書いたり、読んで思ったことを書いています。誤訳や解釈の間違いがありましたらぜひご指摘ください。(序段---冒頭文から順番に書いています。検索窓に、第〇〇段、またはキーワードを入力していただけばブログ内検索していただけると思います)

2017-11-03から1日間の記事一覧

第五十六段 久々に会った人が

長い間会ってなくて久々に会った人が、自分のほうにあったことを、数々、めっちゃ細かく喋り続けるのってどーよ親しく付き合ってた人でも、しばらくぶりなんだからさ、ちょっとは遠慮したりするもんとちゃうかな 教養、品性に欠ける人は、たまのお出かけでも…

第五十五段 家の作りは、夏を中心に

家の作りは、夏を中心に考えたほうがいいですね冬はどんな所にでも住めます暑い頃、悪い住まいだと、堪えられないもんですよ庭の小川も深い水は涼しい感じがしないです浅く流れるのがずっと涼しげですね遣戸の部屋は、開口部が蔀(しとみ)になってる部屋よ…

第五十四段 面白くしようとしすぎしたら、絶対スベる

仁和寺、俗に言う御室に、かわいい稚児さんがいたんで、なんとかして誘い出して遊ぼうと画策する坊さんたちがいて芸達者な遊び専門の僧侶なんかも仲間に引き入れて、おしゃれな弁当箱的なものを熱心に作り込んで、箱みたいなのにちゃんと入れて、寺の南側に…

第五十三段 足鼎を頭にかぶったら

これも仁和寺の僧侶の話なんですが、小僧さんが僧侶になるんで思い出にってことで、みんなで余興してたんだけど、酔っぱらってはしゃぎすぎて、そばにあった足鼎を頭にかぶったら、ぴったり感があったんで、鼻をぺたんこにして、顔を突っ込んで踊ったら、そ…

第五十二段 石清水八幡宮を参拝

仁和寺にいる法師が、年を取るまで石清水八幡宮を参拝したことがなかったので、これではいかんと、ある時思い立って、ただ一人歩いて参詣したんです極楽寺、高良明神などを拝んで、これで終わりと思って帰ってきましたの で、知り合いに会って、「長年思って…