徒然草 現代語訳 吉田兼好

徒然草を現代語訳したり考えたりしてみる

吉田兼好の徒然草を現代の言葉で書いたり、読んで思ったことを書いています。誤訳や解釈の間違いがありましたらぜひご指摘ください。(序段---冒頭文から順番に書いています。検索窓に、第〇〇段、またはキーワードを入力していただけばブログ内検索していただけると思います)

2017-10-30から1日間の記事一覧

第四十二段 こんな病気もあるんですね

唐橋中将という人の子で、行雅僧都という仏経の理論を教える僧がいました気がのぼせ上がる病気になって、年をとるにつれて鼻の中がふさがって、息をするのも困難になったので、いろいろ治療したんだけど、病状が悪化して、目、眉、額なども腫れがひどくなっ…

第四十一段 五月五日、上賀茂神社の競馬を見に行った時

五月五日、上賀茂神社の競馬を見に行った時に、牛車の前に身分の低い人たちがいっぱい立ってて見えにくかったんで、各々車を降りて、柵の際まで寄って行ったんだけど、めちゃくちゃ混雑してて、分け入って行けそうにもなかったんですそんな時、向いにある楝…

第四十段 栗ばっかり食べて

因幡の国に、何とか入道とかいう者の娘が美人だというので、多くの男が結婚を申し込んでたんだけど、実はこの娘は栗ばっかり食べて、米の類を全然食べないので「こんな変人を人様に嫁がせるわけにはいかない」と言って、親は結婚を許さなかったんですと ----…

第三十九段 ある人が法然上人に

ある人が法然上人に「念仏の時、睡魔におそわれて行を怠ってしまうんですが、どうやってこの問題を解決したらいいでしょうかね」と言ったところ、「目が覚めた時に念仏しなさい」とお答えになったというの、とても尊いですねまた「極楽への往生は、必ずと思…