徒然草 現代語訳 吉田兼好

徒然草を現代語訳したり考えたりしてみる

吉田兼好の徒然草を現代の言葉で書いたり、読んで思ったことを書いています。誤訳や解釈の間違いがありましたらぜひご指摘ください。(序段---冒頭文から順番に書いています。検索窓に、第〇〇段、またはキーワードを入力していただけばブログ内検索していただけると思います)

2017-10-23から1日間の記事一覧

第二十五段 無常な世の中ですから

飛鳥川の淵瀬のように無常な世の中ですから、時が移り変わり、出来事が次々と過ぎ去り、楽しみや悲しみが行き交って、華やかだった場所も人の住まない野原となり、家は変わらなくても住んでいる人は変わっていたりもするんですよね桃や李などなどの木々はず…

第二十四段 斎王が野宮にいらっしゃる

斎王が嵯峨野の野宮にいらっしゃるご様子というのは、それはそれは優雅で趣あるものの極みだと思います「経」「仏」など仏教に関係した言葉を使わずに「なかご(仏像のこと)」「染紙(仏経の経典のこと)」などの言葉を使うのもとても素敵ですね すべて、神…

第二十三段 九重(皇居)の神々しい様子

仏様の教えが衰退した末法の世とはいっても、やはり九重(皇居)の神々しい様子は、世俗的でなくて立派なものです 露台(ろだい)、朝餉(あさがれい)、何々殿、何々門などは、その名前の聞こえ方からしてすごくよくて、身分のそう高くない人も住んでるであ…